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デザインを変えただけで、売れたり売れなかったり。

近年、製品やサービスなど商品の品質は、向上して品質だけでの差別化は大変難しくなっています。
悲しいのは、そこで金額の安売り競争が、起こって業界をぼろぼろにしてしまう事です。どの業界も、適正価格を持っていると思いますので、勿論消費者に、少しでも安価で商品やサービスを提供する為の、企業努力はするべきだとは思いますが、安売り競争の激化は、後々消費者にもデメリットが出てしまうので違ったアプローチで、それぞれ努力すべきだと思います。

勿論我々デザイナーも、同じ事です。
品質やサービスの向上の為の努力は勿論、費用対効果の徹底した検証を行いより安価で、幅広く気軽に使って頂けるデザイン会社を目指しています。

先日、大手スーパーの売場で、箱売で良く売れている、ジュースを見ました。売れ線の飲料品は、健康色の強いカロリー0やら、栄養素があるとか、御茶類等の中で唯一売れていたのが、ご存知「コカコーラー」。


パッケージのデザインが、レトロなデザインで、どこか懐かしく思わず買ってしまっているお客さんが沢山いました。年輩の男性の方は、子供の頃飲んだ、あこがれのイメージを思い出し、若い方は、真新しい瓶のデザインに興味を持ち、女性の方は、かわいいと言葉を漏らし、ついつい買っていました。
その売場の脇で、ペットボトルと缶で、売られているコカコーラーは、あまり売れず、中身は同じむしろ量が少なく高いのに、売れてしまうコカコーラー。
戦い方が多様で流石の、ブランド力です。

橋本

2011.09.30
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